不必要な不安 needless fear 2004 8 20

 多くの人が、原油価格の高騰を気にしていますが、
現時点では、取り越し苦労です。
 確かに、中国の経済成長による石油不足の問題がありますが、
これが、問題化するのは、まだ何年も先です。
 現在の原油価格の高騰は、
極端なことを言えば、景気対策の一環です。
不景気になってしまった石油産業に対して、
景気対策をするために、原油高を演出しているようなものです。
 その前は、軍事産業の景気対策が行われました。
ソ連という存在がなくなってしまい、
軍事産業が不景気となってしまいましたから、
戦争で景気対策をしていたわけです。
 石油産業と軍事産業は、アメリカの主要産業であり、
時々、景気対策をする必要があるのです。
 このように、アメリカにはアメリカの特殊事情があるのです。
ですから、あまり、よその国のことを気にしてはいけないのです。
 日本だって、土建産業という特殊事情があります。
そのために、経済効率性を無視して、公共事業を推進してきたのです。
 つまり、アメリカにはアメリカの特殊事情があり、
日本には日本の特殊事情があるのです。
 そういうわけで、あまり外国のことを気にしすぎてはいけないのです。
自分の国で、良いところがあったら、それを認め、
悪いところがあったら、改善するという姿勢で頑張るべきです。
他人のことを気にしすぎて、自分のことが疎かになってはいけません。












































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